Appleは本日、カスタム設計の「M5」「C1X」「N1」チップを搭載した次世代iPad Proを発表しました。これにより、大幅な性能向上と新たな機能が実現します。

中心となる「M5チップ」は、最大10コアのCPUと次世代GPUを搭載。AI性能は前モデルの最大3.5倍に向上し、各GPUコアにはNeural Acceleratorが組み込まれています。また、第3世代のレイトレーシングエンジンと高速な16コアNeural Engineにより、高い処理能力とエネルギー効率を両立しています。統合メモリ帯域幅は150GB/sを超え、前世代から約30%向上。ストレージの読み書き速度も最大2倍に高速化され、256GBおよび512GBモデルは12GBの統合メモリから提供されます。

セルラーモデルには、Appleカスタム設計の「C1Xモデム」が搭載され、セルラーデータ性能が前モデルと比較して最大50%向上しました。さらに、新しいワイヤレスネットワーキングチップ「N1」により、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応。5GHzネットワーク接続時の性能や、パーソナルホットスポット、AirDropといった機能の信頼性と性能が向上しています。

この新型iPad Proは、最大120Hzでの外部ディスプレイ駆動に対応し、Adaptive Syncにより外部ディスプレイ接続時の遅延を最小限に抑えます。また、高速充電にも対応しており、40W以上のアダプターを使用すれば約30分で50%まで充電可能です。

新型iPad Proは本日より予約注文を開始し、10月22日（水）に店頭での販売が開始される予定です。