Apple、次世代MacでFace ID導入を検討か – ディスプレイ刷新の噂も

Appleは先日、M5チップを搭載したMacBook Proを発表しましたが、大幅な変更を望むファンは来年登場が噂されるM6モデルまで待つ必要がありそうです。M6ではタッチスクリーン対応のOLEDディスプレイやノッチレスディスプレイが採用されると見られています。

しかし、さらに大きな変更が水面下で進んでいる可能性が浮上しました。

Bloombergの著名記者マーク・ガーマン氏の報道によると、Appleはディスプレイへのマルチタッチ機能導入に加え、「別のMacの変更」を模索しているとのことです。同氏が報じるのは、将来のMacで指紋認証のTouch IDから顔認証のFace IDへの移行が進められているという情報です。ただし、この変更が実現するのは「まだ数年先」だとしています。

Macユーザーの間では、2022年に14インチおよび16インチMacBook Proにノッチが採用されて以来、MacへのFace ID搭載への期待が高まっていました。iPhoneに似せた外観のノッチでしたが、実際にはTrueDepthセンサーは内蔵されておらず、顔認証は実現していません。

最新の噂では、ノッチがDynamic Islandのようなホールパンチ型に置き換わるとも言われていますが、ガーマン氏の今回の報道は、いずれFace IDがMacに搭載されるという希望を与えています。

一方で、ガーマン氏が指摘するように、その実現にはまだ時間がかかります。PC業界ではWindows Hello対応の顔認証を搭載したラップトップがすでに多く出回っていますが、AppleはFace IDのセンサーをMacBookのディスプレイに収まるほど薄型化することに引き続き取り組んでいると報じられています。