Appleの新スマートデバイス「HomePad」、350ドルで2026年登場か – タッチスクリーン搭載でSiri操作を強化

長年噂されてきたAppleの家庭用新デバイス「HomePad」が、ついに2026年に登場する見込みであることが報じられました。Bloombergによると、Appleはこの新製品を米国市場で350ドルという価格設定で投入することを目指しているとのことです。

HomePadは2つの異なるバージョンで提供される予定です。一つはコードネーム「J490」として知られる、タッチスクリーンを備えたHomePod mini型デバイス。もう一つはコードネーム「J491」で、家中のどこにでも吊るせるタブレット型デバイスになるとされています。どちらのモデルが350ドルとなるかは未定ですが、コードネームからJ490がエントリーモデルとなる可能性が指摘されています。

この価格は、現行のHomePod mini（99ドル）や第2世代HomePod（299ドル）と比較すると大幅に高価です。しかし、HomePadは単なるスマートスピーカーではなく、iPadに近い機能を持ち、家庭内のスマートデバイスを統合制御するマルチメディアハブとしての役割を担うと期待されています。

現在のSiriは、特にサードパーティ製ストリーミングサービスにおいて半数近くのリクエストに失敗するなど、機能的な限界が指摘されてきました。新デバイスに搭載されるタッチスクリーンは、Siriの音声操作と合わせて、より直感的で確実な操作性を提供し、こうした課題の解決に寄与すると期待されています。

Bloombergの報告によれば、HomePadのデバイス自体は1年前に完成し、当初は昨年3月のリリースが予定されていました。しかし、AppleがSiriの刷新を延期したことにより、HomePadの発売も同時に延期された経緯があります。新たな発売時期は2026年春とされており、製造はベトナムで行われる見通しです。