EU・英国でApple製品の充電器同梱廃止へ、購入者に追加費用発生の可能性

欧州連合（EU）および英国の消費者は、新型のMacBook ProやiPad Proを購入する際、充電器が同梱されないため、約70ドル（約1万円）の追加費用を支払うことになるかもしれません。これは、EUが電子廃棄物（e-waste）削減を目指し、充電器の同梱を停止するよう企業に義務付けているためです。

EUはこれまでも、iPhoneの充電端子をLightningからUSB-Cへ統一するなど、充電器関連の規制強化を進めてきました。多くの消費者が既に充電器を所有している現状を鑑み、新たな充電器の同梱が不必要な電子ゴミを生み出すという考えに基づいています。

この規制は、2003年に制定されたEU法の最新改正によるもので、加盟27カ国は遅くとも2025年10月9日までに実施することが義務付けられています。

したがって、EUや英国でAppleの最新製品を購入するユーザーは、充電器を別途購入するか、手持ちのものを使用する必要があるでしょう。新たなデバイス購入時には、充電環境の準備を事前に確認することが求められます。