Apple、Pro Display XDRに待望のカメラ搭載か──最新コードから判明

Appleのプロフェッショナル向け高性能モニター「Pro Display XDR」に、ウェブカメラが搭載される可能性が浮上しました。現行モデルでは、上位機種ながらカメラが非搭載という“ねじれ現象”が生じていましたが、最新のmacOSベータ版のコード解析から、この状況が間もなく改善されることが示唆されています。

現在、Appleは「Studio Display」（1,599ドル）と「Pro Display XDR」（4,999ドル）の2種類のモニターを展開しています。Studio Displayが12MPのCenter Stage（センターフレーム）対応ウェブカメラを搭載する一方、より高価なPro Display XDRにはウェブカメラが一切ありません。

しかし、海外メディア9to5Macの記者がmacOS 26.1 Tahoe beta 3のコードを解析したところ、「Pro Display XDR Camera」や「Pro Display XDR Desk View Camera」といった記述が明確に確認されました。特に「Desk View Camera」という表現は、FaceTimeなどでユーザーを自動追尾する人気のCenter Stage機能に対応する可能性が高いことを示唆しています。

こうしたコードからのリークは、数ヶ月先のハードウェアリリースを指すこともありますが、今回は早期の発表が期待されています。Appleは今秋、新型iPad Pro、MacBook Pro、Vision Proといった主要製品のほか、AirTag 2、HomePod mini 3、新型Apple TV、そして「2つの新型モニター」を含む多数の新製品を発表する見込みです。

これらの新製品は早ければ今週にも登場する可能性があり、その中にカメラを搭載したPro Display XDRのリフレッシュ版が含まれるかもしれません。今後のAppleからの公式発表が注目されます。