Apple HomePod（第2世代）が発表から1,000日経過、後継モデルは依然として未定

Appleのスマートスピーカー「HomePod（第2世代）」が、発表から1,000日が経過しました。現時点では、次期モデルとなる第3世代や既存モデルの刷新に関する具体的な兆候は見られません。

初代HomePodは2017年のWWDCで発表され、2018年に発売されました。その卓越した音質は高く評価されたものの、高価格や機能の限定性から賛否両論を呼びました。Appleは2019年に価格を改定し、2021年3月には初代HomePodの販売を終了。前年に発売されたHomePod miniに注力する方針に転換し、Appleのフルサイズスマートスピーカーのラインナップには一時的な空白が生じました。

この空白を埋める形で、第2世代HomePodは2023年1月18日にプレスリリースで登場しました。外観は初代とほぼ同じながらも、わずかに背が低くなり、より大型のエッジトゥエッジLEDタッチスクリーンが採用されました。内部的にはS7チップやU1超広帯域チップ、着脱式電源ケーブル、温湿度センサー、音認識機能など多くのアップグレードが施された一方、マイクとホーンロードツイーターの数は初代より減少しています。

第2世代HomePodの後継機に関する噂は現在のところありませんが、少なくとも2つの関連製品が開発中とされています。一つは、新型Sシリーズチップと新しいN1 Bluetooth・Wi-Fiチップを搭載したHomePod miniの新型。もう一つは、iPadのような7インチの正方形スクリーンとA18チップを搭載した、全く新しいスマートホームハブです。

Appleは今後数年間で、新たなスマートホームデバイスを多数投入する計画があると広く噂されています。このため、現時点では第3世代HomePodの登場は不透明なものの、HomePodラインナップの刷新、あるいは類似製品の発売は避けられないものとみられています。