Apple、ストリーミングサービス「Apple TV+」を「Apple TV」にリブランド

Appleは、同社のストリーミングサービス「Apple TV+」の名称を「Apple TV」にリブランドすると発表しました。この変更は、映画「F1: The Movie」のストリーミング配信開始に関する発表の中で、ひっそりと明らかにされたものです。

プレスリリースの末尾には、「Apple TV+は、活気に満ちた新しいアイデンティティを持つApple TVに変わりました」と記されています。しかし、Appleの公式ウェブサイトはまだ更新されておらず、新しいアイデンティティに関する詳細は現在のところ不明です。

「Apple TV」は、月額12.99ドルで提供され、新規加入者には7日間の無料トライアルが用意されています。また、期間限定で、新しいiPhone、iPad、Apple TV（ハードウェア）、またはMacを購入・アクティベートした顧客は、3ヶ月間無料でサービスを利用できます。

このサービスは、iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro、Apple TV（ハードウェア）といったApple製品のほか、Samsung、LG、Sonyなどの主要スマートテレビ、Roku、Amazon Fire TV、Chromecast、PlayStation、Xboxといった多様なデバイスで利用可能です。世界100以上の国と地域、10億台以上のスクリーンで視聴できるとされています。

しかし、Appleはこれまでにも、セットトップボックスを「Apple TV」、複数のコンテンツを集約するアプリを「Apple TV」という名称で提供しており、今回ストリーミングサービス自体も「Apple TV」となることで、ユーザーの間で混乱が生じる可能性が指摘されています。今回の名称変更の具体的な理由については、明らかにされていません。