Apple初の折りたたみiPhone、フレーム素材に新情報か チタンとアルミのハイブリッド採用か

先月発売され、Apple史上最薄スマートフォンとして話題を呼んだ「iPhone Air」。しかし、その画期的な薄型設計は、2026年後半に登場が期待されるApple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Fold」の布石であるとの見方が強まっています。そして、この「iPhone Fold」に関する重要な手がかりが新たに浮上しました。

これまでの情報では、「iPhone Fold」は「iPhone Air」のデザイン要素を多く継承し、まるで「Airを2台結合させたようなもの」になると予想されていました。iPhone Airの極薄化（5.6mm）は、折りたたみ時にデバイスが分厚くならないよう、各半分が薄くあるべきという「iPhone Fold」の設計思想に合致するとされてきたためです。

しかし、著名アナリストのジェフ・プー氏（Jeff Pu）が発表した最新の投資家向けメモによると、この「iPhone Fold」のフレーム素材には、iPhone Airとは異なる大きな特徴があるとのことです。

iPhone Airは、2014年の「Bendgate」騒動の再発を防ぎ、その強度をアピールするため、チタン製フレームを採用しています。一方、2025年後半に登場する他のiPhoneモデルはアルミニウムフレームが主流となる見込みです。

プー氏の予測では、「iPhone Fold」はチタンとアルミニウムを組み合わせたハイブリッドフレームを採用する可能性が高いとされています。詳細な理由は述べられていませんが、チタンはその高い強度、アルミニウムは優れた熱性能というそれぞれの利点を持っています。

このハイブリッドフレームは、両金属の長所を組み合わせることで、複雑な製造工程やコスト増を補って余りあるメリットをもたらすと考えられます。推定1,999ドルという高額な価格が予想される「iPhone Fold」において、このような革新的なフレーム技術が採用される可能性は十分にあります。