2010年、iPad発表の影で「アンテナゲート」が注目を集める

2010年、Appleは革新的なタブレット端末「iPad」を発表しましたが、世間の注目をさらったのは、皮肉にも同時期に発売された「iPhone 4」が抱えた「アンテナゲート」と呼ばれる電波問題でした。

iPhone 4の発売直後から、多くのユーザーから通話時に本体を握ると、電波強度の表示が急激に低下するとの報告が相次ぎました。この現象は瞬く間に広がり、大きな議論を呼びました。

これに対し、当時のApple CEOスティーブ・ジョブズ氏は、有名な記者会見で「ユーザーの持ち方が悪い」と発言し、さらに波紋を広げる事態となりました。

しかし、このアンテナ問題は最終的に、わずか20バイトのコード変更を行うことで解決に至ったとされています。