# M5 MacBook Pro、年内発表の可能性浮上か 14インチM4モデル供給に遅れ
Appleの14インチMacBook Pro（M4チップ搭載）の供給に遅れが生じており、次世代チップ「M5」を搭載した新型モデルが早ければ年内にも発表される可能性が指摘されています。
14インチM4モデル、出荷に遅延
現在、14インチM4 MacBook Proのカスタム構成モデルを注文した場合、出荷日が10月下旬まで遅れる見込みです。一方で、M4 ProやM4 Maxチップを搭載する14インチおよび16インチのカスタム構成は、比較的標準的な納期となっています。この14インチM4モデルの供給制約は、AppleがM5チップ搭載の新型14インチMacBook Proを10月中に発表する準備を進めていることの兆候であると見られています。
M5モデルの段階的リリースか
Appleは、まず基本のM5チップを搭載した14インチMacBook Proを投入し、より高性能なM5 ProやM5 Maxチップ搭載モデルは2026年初頭まで投入を遅らせる可能性があります。この見方は、先週米連邦通信委員会（FCC）から流出した情報とも一致します。通常、FCCの文書には複数のモデル番号が記載されますが、今回は単一のMacBook Proモデル番号のみが確認されており、M5シリーズのMacBook Proが段階的にリリースされる可能性を示唆しています。
アナリスト予測とOLEDモデルへの影響
著名アナリストの見解も揺れ動いています。当初は年内発表とされていたM5 MacBook Proですが、一時的に2026年初頭に延期されたとの見方も浮上。しかし、最近では再び「2025年後半から2026年初頭」という予測に戻っています。
また、M5 Pro/Maxチップ搭載モデルが2026年初頭に登場した場合、かねてから噂されている2026年後半のOLEDディスプレイ搭載MacBook Proの登場時期に影響を与える可能性もあります。同一年に複数回のMacBook Proのアップデートが行われることは稀ですが、2023年にM2 Pro/MaxとM3 Pro/Maxが発表された前例もあります。
発表形式にも注目
もしM5チップが10月に発表されるとすれば、その発表形式にも注目が集まります。これまでの主要なMシリーズチップ（M1、M2、M3、M4）はすべてAppleのイベントで発表されてきましたが、M5が初めてプレスリリースで発表される可能性や、2023年の「Scary Fast」イベントのような短いオンラインイベントが開催される可能性も指摘されています。
M5チップはMacBook Proだけでなく、iPad ProやVision Proといった他の製品への搭載も期待されています。今回の新型モデルはデザイン変更を伴わない「スペックアップ」に留まる可能性が高いと見られています。
