新型iPhone、全モデルにProMotionディスプレイ搭載へ

Appleの適応型ディスプレイ技術「ProMotion」が、新型iPhoneの全ラインナップに初めて搭載されることが明らかになりました。これまでiPhoneのProモデルに限定されていたこの機能が、標準モデルやAirモデルにも拡大されます。

ProMotionは、画面の動きをより滑らかで反応良く見せるApple独自の技術です。コンテンツの内容に応じてリフレッシュレートを自動で調整するのが特徴で、高速なスクロールやゲーム時には最大120Hzで滑らかな表示を実現します。一方、静止画の表示時にはリフレッシュレートを大幅に下げ、バッテリー消費を抑える仕組みです。

この技術は2017年6月に第2世代iPad Proで初導入され、iPhoneには2021年9月のiPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxで初めて搭載されました。以来、iPhoneではProモデルの差別化要素とされてきましたが、今回の新型iPhone 17およびiPhone Airへの搭載により、導入から8年余りを経て、全てのiPhoneユーザーがProMotionの恩恵を受けられるようになります。