Apple、製品の「カーボンニュートラル」表記を取りやめ EU規制が背景か

かつてApple Watch Series 9やMac miniといった製品で強調されていた「カーボンニュートラル」の表記が、現在、Appleの製品広告から消滅していることが分かりました。

これは、約80%の排出量削減に加え、残りを高品質なカーボンオフセットで相殺することで実現されていたものです。

しかし、この変更は、Appleが掲げる2030年までのカーボンニュートラル達成目標「Apple 2030」へのコミットメントが揺らいだわけではありません。その背景には、EU（欧州連合）による新たな規制があるとのことです。

EUの裁定により、企業は製品に関して「カーボンニュートラル」という用語を使用することを避けなければならなくなったため、Appleはマーケティング戦略を変更せざるを得なくなった形です。

同社は引き続き、環境負荷低減に向けた取り組みを継続していく方針です。