T-Mobile、Starlink連携の衛星通信サービスを拡大 主要アプリに対応、圏外でも利用可能に

米国の通信大手T-Mobileは、Starlinkとの提携による衛星通信サービス「T-Satellite」の提供範囲を拡大し、新たに複数の人気アプリでの利用を可能にすると発表しました。これにより、Wi-Fiや携帯電話回線が利用できない圏外エリアでも、特定のアプリを通じて情報にアクセスできるようになります。

今回のアップデートで衛星接続に対応するアプリは、Googleマップ、AllTrails、AccuWeather、CalTopo、X（旧Twitter）、WhatsApp（テキスト、音声、ビデオ通話）、onX、T-Lifeなど多岐にわたります。すでにGoogle MessagesやApple Music、Apple Weatherといった一部のデバイス内蔵アプリはT-Mobileの衛星サービスで利用可能でした。

T-Satelliteは、Wi-Fiや携帯電話回線が利用できない状況になると自動的に衛星接続に切り替わります。アプリの機能は、データ量の重い完全な体験ではなく、重要な情報に特化した形で提供されます。

本サービスはAppleのiPhoneに対応しており、iPhone 14以降の機種に搭載されているネイティブな衛星接続機能とも併用が可能です。T-Mobileの「Experience Beyond」または「Go5G Next」プランの利用者は追加料金なしでT-Satelliteを利用できます。また、その他のT-Mobile契約者や、T-Mobileの回線を契約していないスマートフォンユーザーも、月額10ドルで単体サービスとして加入することができます。