ロジクールMX Master 4発表、Apple Magic Mouse 3は2026年以降に再設計か
ロジクールは今週、MacおよびPC向けの人気マウス「MX Master」シリーズの最新モデル「MX Master 4」を発表しました。新モデルは特定のアクション時に触覚フィードバックを提供するほか、カーソル付近でオンスクリーンショートカットに素早くアクセスできる「Actions Ring」、汚れがつきにくい硬質プラスチック仕上げなどが特徴です。米国での価格は119.99ドルで、今月中の出荷が開始されます。
ロジクールがMX Masterを更新したことを受け、Appleの次世代マウス「Magic Mouse 3」の登場時期にも関心が集まっています。現在のところ、Magic Mouse 3は最速で2026年のリリースが見込まれています。
# 噂されるMagic Mouse 3の主要な特徴
Magic Mouse 3に関してこれまで報じられている主な噂は、充電ポートの位置変更と、より人間工学に基づいたデザインの2点です。
1. 充電ポートの位置変更
現行のMagic Mouseは、昨年LightningからUSB-Cへと変更されたものの、充電ポートがマウスの底面に位置しており、充電中は使用できないという不便さがあります。充電自体は迅速かつ頻繁ではないため大きな問題ではありませんが、Appleがついにこのポートの位置を変更する可能性が示唆されています。
昨年12月には、Bloombergのマーク・ガーマン氏が、Appleが充電ポートの位置を変更した再設計版Magic Mouseに取り組んでいると報じていました。
2. より人間工学に基づいたデザイン
ガーマン氏のレポートでは、充電ポートの変更に加え、次期Magic Mouseがより人間工学に基づき、快適に使えるようになるだろうとも言及されています。
具体的なデザインの詳細は不明ですが、AppleがMX Masterシリーズのような親指レストや前面USB-C充電ポート、精密なトラッキング、二つのスクロールホイールといったMac向けの人気マウスの要素を取り入れる可能性も考えられます。
Magic Mouseの外観は2009年以来大きく変わっておらず、長らく再設計が待望されていました。これまでの主な変更点としては、2015年の単三電池から内蔵充電式バッテリーへの移行、2021年のiMacに合わせたカラーマッチングオプション、そして昨年のLightningからUSB-Cへの切り替えが挙げられます。Appleは過去10年間、Magic Mouseにあまり注力してきませんでした。
# Magic MouseとMX Master 4の比較
Magic Mouseの主要なセールスポイントは、ウェブページの移動、ドキュメントのスクロール、ズームといったアクションに対応するマルチタッチジェスチャーです。しかし、既存のMagic MouseにはMX Master 4が持つ触覚フィードバックは搭載されていません。
全体的に見て、MX Master 4はプログラマブルボタンや超高速スクロール機能など、複数の機能を提供しており、パワーユーザーにとってはMagic Mouseよりもはるかに洗練されたマウスと言えます。触覚フィードバックの搭載により、MX Master 4の優位性はさらに高まりました。
Magic Mouse 3が充電ポートの移動と人間工学に基づいたデザインで改良されれば、MX Masterシリーズとの競争力は向上するでしょう。しかし、ロジクールのマウスが引き続き機能面でより高度な存在であると見られています。
# リリース時期と価格
Magic Mouse 3のリリースは、ガーマン氏の昨年のレポートによれば、最速で2026年とされています。ただし、同氏はこのマウスについてここ数ヶ月間は言及していません。
現行のMagic Mouseは米国で単体価格79ドルで販売されており、iMacやMac Proの購入時には追加費用なしで付属します。
次期Magic Mouse 3の価格については、現時点では何も発表されていません。
