Apple、未発表製品の規制文書が流出か──M5 iPad Pro、MacBook Pro、新型Vision Proの登場間近

最近のイベントでiPhone、Apple Watch、AirPodsなどを発表したばかりのAppleだが、新たなデバイスのリリースが間近に迫っていることが米連邦通信委員会（FCC）の公開文書から明らかになった。M5チップを搭載した新型iPad ProやMacBook Proに加え、新型Vision Proの登場も示唆されている。

FCCが公開した複数の文書には、発売前の電子機器に必須の認証プロセスの一環として、未発表のApple製品に関する情報が含まれていた。具体的には、モデル番号「A3357」から「A3362」、そして「A3434」が確認されている。

これらのモデル番号は、M5チップを搭載した新型iPad Proの複数の構成、およびM5 MacBook Proである可能性が高いと推測されている。M5 iPad Proについては、ロシアのYouTuberが開封動画を公開したと報じられており、M5 MacBook Proについてもブルームバーグのマーク・ガーマン記者が「量産間近」と伝えている。これらの情報から、iPad ProとMacBook Proは2025年秋、おそらく10月に開催されると見られるAppleのイベントで発表される可能性が高い。

さらに驚くべきことに、FCCの文書には新型Vision Proに関する情報も含まれていた。「ヘッドマウントデバイス」と明記され、そのイラストも添えられており、これは疑いようのない情報だ。

ただし、Appleがこの文書に対して機密保持を要請していることから、今回の情報は偶発的なリークであり、Vision Proの発売は他の製品よりももう少し先になる可能性もある。新型Vision Proは、現行モデルから大幅な変更ではなく、小幅な改良に留まると考えられている。より安価で軽量なモデルや、Macにテザリングする専用モデルの開発も進められているが、これらは2027年頃の登場が見込まれており、年内あるいは来年の発表は慎重な調整に留まるだろう。

今回のFCCによるリークは、Appleの今後の製品リリースに関する憶測に拍車をかけている。初代Vision Proの発表から2年以上が経過しており、Appleが年内にサプライズ発表を行う可能性も依然として残されている。