Apple Walletの運転免許証機能、ノースダコタ州で提供開始 米国で11番目の州に

Appleが提供するiPhoneおよびApple WatchのWalletアプリに運転免許証や州IDを追加できる機能が、本日よりノースダコタ州で正式に利用可能となりました。これにより、同州は本機能を提供する米国で11番目の州となります。

この機能は、一部の空港や店舗、アプリで、身分証明や年齢確認を非接触で手軽に行える便利な手段として注目されています。

ノースダコタ州では、モバイル運転免許証の取得に5ドルの手数料が必要です。Appleによれば、WalletアプリへのID追加時に、この支払い手続きが州運輸局に案内されるとしています。

本機能を利用するには、iOS 16.5以降を搭載したiPhone 8以降、またはwatchOS 9.5以降を搭載したApple Watch Series 4以降が必要です。設定は、Walletアプリを開き、右上の「＋」アイコンをタップし、「運転免許証とIDカード」を選択して手順に従うだけです。

現在、このデジタル運転免許証機能は以下の州および地域で提供されています。
アリゾナ州、メリーランド州、コロラド州、ジョージア州、オハイオ州、ハワイ州、カリフォルニア州、アイオワ州、ニューメキシコ州、モンタナ州、ノースダコタ州、プエルトリコ。

また、今後ウェストバージニア州、コネチカット州、ケンタッキー州、ミシシッピ州、オクラホマ州、ユタ州、イリノイ州でも本機能が導入される予定です。

利用場所としては、全米各地の一部の空港に設置されたTSA（運輸保安庁）のチェックポイントで身分証明として使用できるほか、一部の企業や店舗でも年齢確認や身分証明に活用できます。対象となる空港や店舗の詳細は、各施設の案内をご確認ください。