Apple Vision Pro、ビジネス領域へ本格進出：Webexが3Dモデルの共同作業に対応

Appleの複合現実ヘッドセット「Vision Pro」が、職場での活用範囲を大きく広げようとしています。Ciscoは、Webexアプリに新たな機能「3D Model Collaboration」を追加し、Vision Proユーザーが3Dモデルをチームでリアルタイムに共同レビュー・操作できるようになると発表しました。

これは、Ciscoが開催した「WebexOne 2025」イベントで明らかにされたものです。この新機能により、会議参加者はVision Proの空間コンピューティング機能を活用し、同じ3Dモデルをアップロード、操作、そして検討することが可能になります。

この取り組みは、3,499ドルという高価格帯で登場したVision Proが、これまでの技術デモや個人的な利用にとどまらず、ビジネスの現場で真に実用的な役割を果たすことを証明する重要な一歩となります。チーム間の協力体制を強化し、より効率的な作業環境を提供することが期待されます。