フォードCEO、CarPlay Ultra採用に将来的な含み 「Googleはより良い仕事」

フォード・モーターのジム・ファーリー最高経営責任者（CEO）は、アップルが提供する次世代車載システム「CarPlay Ultra」について、将来的な改善があれば採用を検討する可能性を示唆しました。同氏はまた、現在ではGoogleがより良い仕事をしているとの見解を示しています。

これまでフォードは、基本的なApple CarPlayへの対応は継続しつつも、より機能が拡張されたCarPlay Ultraの導入には消極的な姿勢を取っていました。ファーリーCEOはポッドキャスト「Decoder」のインタビューに応じ、「Ultraのラウンド1の実行には満足していない」と述べつつも、「アップルには深くコミットしている」と強調しました。

同CEOは、統合システムの将来についてアップルのティム・クックCEOと何度も協議を重ねてきたことを明かしました。その上で、フォードが独自のカスタムソフトウェア開発を進める可能性にも言及しています。

ファーリー氏は、アップルが「車両内の体験全体をコントロールしたいのか」という「大きな決断」をする必要があるとの考えを示しました。今後の両社の関係性や、フォードの車載システム戦略の動向が注目されます。