# iPhone 17 Pro Maxの望遠カメラ、画質が劇的に進化 旧モデルとの比較で判明

これまでiPhone Proシリーズの望遠カメラは、遠距離からの撮影時に画質の粗さが課題として指摘されてきました。しかし、最新モデル「iPhone 17 Pro Max」では望遠センサーが12MPから48MPへと大幅にアップグレード。この大幅な進化が、実際の撮影においてどのような変化をもたらすのか、筆者が旧モデル「iPhone 16 Pro Max」との比較検証を行いました。

 検証概要

比較検証では、iPhone 16 Pro Max（12MPセンサー、5倍光学ズーム、最大25倍デジタルズーム）と、iPhone 17 Pro Max（48MPセンサー、4倍・8倍光学ズーム、最大40倍デジタルズーム）を使用。両モデルで同一条件下で撮影を行い、一切の加工を施さずに比較検証を進めました。

 主要な比較結果

静止画の画質は、ほとんどのシーンでiPhone 17 Pro Maxが圧倒的な向上を示しました。特に、高倍率デジタルズームにおける改善は顕著です。iPhone 16 Pro Maxの最大25倍ズーム時に見られた粒状感やディテールの欠損が、iPhone 17 Pro Maxでは40倍ズーム時でも大幅に抑制され、より明るく鮮明な画像が得られました。日中の遠距離撮影や接写、さらに低照度環境下での撮影においても、色飽和度が高く、ノイズの少ないクリアな画像を実現しています。具体的には、iPhone 16 Pro Maxでは判読困難だった文字が、iPhone 17 Pro Maxでははっきりと読み取れるなど、細部の再現性が格段に向上しています。

一方で、ポートレートモードの特定の条件下（5倍/4倍ズーム比較）では、iPhone 16 Pro Maxの方が色の鮮やかさやボケの自然さで優位に立つ場面も見られましたが、これは近接撮影を前提としたモードであることを考慮する必要があります。

ナイトモードでの暗所撮影では、異なるズーム倍率ながら両モデルで色再現やディテール維持の面で類似した結果が得られました。

動画撮影時の高倍率デジタルズーム（15倍/24倍）については、iPhone 17 Pro Maxの方がズーム範囲は広いものの、最大ズーム時の画質はiPhone 16 Pro Maxの最大ズームとほぼ同程度に粒状感が残る結果となりました。

 結論

今回の検証により、iPhone 17 Pro Maxの望遠カメラは、光学ズーム性能はもちろん、デジタルズームにおいても画質の劇的な改善を達成したことが明らかになりました。高倍率撮影時のノイズやピクセル化が大幅に抑制され、ユーザーエクスペリエンスが大きく向上したと言えるでしょう。ユーザーからは、既存の光学ズーム設定に加え、旧モデルにあった5倍ズームのショートカット追加を望む声も上がっています。