Apple Store銀座、元の場所へ帰還　建て替え終え「新しい物語」を銀座3丁目で

東京を代表する商業地、銀座に位置する「Apple Store銀座」が、3年以上にわたる仮店舗での営業を終え、元の場所である銀座3丁目へ戻ることがAppleより発表されました。長らく建て替え工事が進められていた旧店舗の場所で、新たな歴史が始まります。

現在、銀座8丁目で営業している仮店舗は、9月22日（月）をもって閉鎖されます。閉鎖までの間は、先日発表されたiPhone 17およびiPhone Airの発売日までは営業を続ける予定です。

新しい店舗は、建て替えを終えた銀座3丁目のサエグサビルにオープンします。具体的なグランドオープン日は明らかにされていませんが、Appleの小売担当責任者が以前示唆していた2025年後半という目標時期に、開店が間に合う可能性が高いと見られています。

2003年にオープンしたApple Store銀座は、米国以外で初めて開設されたApple Storeとして、その歴史に名を刻んでいます。当初は5階建てで、約8メートルに及ぶGenius Barや84席のシアター、さらにはiChatを使ったビデオ通話が可能なインターネットカフェも併設されていました。

仮店舗は、ガラス張りのファサードに木製のフィンがあしらわれた、環境に配慮した新しい建物で営業していましたが、「仮」の役目を終え、Appleの新たな章が銀座のこの一角で幕を開けます。

今回の移転を記念して、Appleは豪華なメタリックリボンでAppleロゴを表現した特別な壁紙を配布しています。この壁紙は、新店舗のウェブページからダウンロード可能で、期間限定での提供となります。

Appleは「あなたとの新しい物語」というメッセージを添え、この歴史的な移転に期待を寄せています。