Baseus、25Wワイヤレス充電対応の次世代モバイルバッテリー「PicoGo」を発表
【Macworld Labs】
最新のレビューで、Baseus（ベースアス）から登場した「PicoGo 25W Wireless 10000mAh Power Bank (AM61)」が、次世代の高速ワイヤレス充電技術を搭載した注目製品として高い評価を得ました。本製品は、25Wワイヤレス充電のスピードと優れた有線充電性能、そしてコンパクトなデザインを兼ね備えています。
■ 25Wワイヤレス充電で時間を大幅短縮
PicoGoの最大の特長は、Qi2技術に対応した25Wワイヤレス充電です。Macworldのテストでは、iPhone 16 Proを0%から50%までわずか32分で充電できることが確認されました。これは、従来の15W MagSafeやQi2充電器が要する45分と比較して、約12分もの充電時間短縮を実現するものです。
ただし、この超高速充電は、iPhone 16および17シリーズ以降のモデル（iOS 26以降）で最大限に活用できます。古いiPhoneでは充電速度が15Wに制限されます。
■ 45W有線充電と充実したポート類
ワイヤレス充電に加えて、PicoGoは有線充電においても優れた性能を発揮します。本体には45W出力に対応するUSB-Cケーブルが内蔵されており、さらに予備の45W USB-Cポートも搭載。競合製品の多くが30Wにとどまる中、高い出力は大きな強みとなります。
この45W出力は、Samsungの「Super Fast Charger 2.0」規格に対応するほか、MacBook AirのようなノートPCの給電も可能にします。10,000mAhのバッテリー容量は、MacBook Airを約40%まで充電するのに十分な電力を供給できます。
■ コンパクトなデザインとバッテリー性能
本製品は、サイズが10.4 x 6.8 x 1.9cm、重量が211gと、同容量のモバイルバッテリーとしては平均的でありながら、25Wワイヤレス充電対応の競合製品「Ugreen MagFlow」と比較すると、一回り小さく、約40g軽量です。
バッテリー持続力テストでは、iPhone 16 Proを0%から100%まで充電した後、さらに67%まで再充電できる性能を示し、Ugreen MagFlow（144%）を上回る結果となりました。デザイン面では内蔵USB-Cケーブルの利便性が評価される一方、バッテリー残量表示が4つのLEDインジケーターである点は、デジタル表示を採用する競合製品に比べると改善の余地があるとされています。
■ 価格と総合評価
Baseus PicoGo 10000mAh Magnetic Power Bank (AM61)は、Amazonで69.99ドルで販売されており、競合するUgreen MagFlowの89.99ドルと比較して手頃な価格設定となっています。
Macworld Labsは、PicoGoを「25Wワイヤレス充電速度、45W有線充電機能、そしてコンパクトさを兼ね備えた次世代マグネット式モバイルバッテリーの勝者」と総評。高速充電性能と利便性を両立した本製品は、最新のスマートフォンユーザーにとって有力な選択肢となるでしょう。
