iPhoneの「Tap to Pay」、欧州5カ国に提供拡大 専用端末不要で決済受付

Appleは本日、iPhoneを非接触型決済端末として利用できる「Tap to Pay on iPhone」サービスを、新たにエストニア、ラトビア、リトアニア、モナコ、ノルウェーの5カ国で提供開始したと発表しました。これにより、現地の個人事業主から大企業まで、幅広い事業者が追加の決済ハードウェアなしで支払いを受け付けられるようになります。

「Tap to Pay on iPhone」は、2022年2月に米国で初めて導入されたサービスです。販売事業者は、iPhone XS以降の機種で専用アプリを使用するだけで、Apple Pay、非接触型クレジットカード・デビットカード、その他デジタルウォレットによる支払いを安全に受け入れ可能になります。

専用の決済端末が不要な点が最大の特長で、iPhoneのNFC技術を活用して非接触決済を認証します。PIN入力やアクセシビリティオプションにも対応しており、全ての取引は暗号化されるため、Appleが購入内容や購入者情報を取得することはありません。

各国で利用可能な主要な決済サービスは以下の通りです。

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 エストニア、リトアニア

 ラトビア

 モナコ

 ノルウェー

販売事業者は、対応アプリで販売を登録後、顧客にiPhoneを提示するだけで、顧客は自身の非接触型決済方法で支払いを完了できます。