Apple、新型40W-60W充電器を発表：20Wモデルと同サイズで高出力を実現

ChargerLABがこのほど、Appleの新型充電器「40W Dynamic Power Adapter with 60W Max」の分解記事を公開し、その主要な利点が明らかになりました。この充電器は、高出力にもかかわらず既存のモデルに匹敵するコンパクトさを誇ります。

分解の結果、新型の40W～60W充電器は、Appleの20W充電器とほぼ同じサイズであることが判明しました。これにより、より小さな本体で、より高速な充電を可能にする高出力を実現しています。価格は米国で39ドルとなり、19ドルの20Wモデルより高価ですが、その利便性は注目に値します。

この小型化と高出力を両立させるため、充電器はUSB-C Power Delivery 3.2とSPR AVS (Standard Power Range Adjustable Voltage Supply) をサポートしているとChargerLABは指摘しています。ただし、コンパクトな設計による熱制限のため、最大60Wに近い出力は可能であるものの、短時間のバーストに限定されることが確認されています。

「40W Dynamic Power Adapter with 60W Max」は、米国、カナダ、中国、日本、メキシコ、台湾、フィリピンで販売されています。これは、現在一部のMacBook AirやApple Vision Proに同梱されているものの、廃止された30Wアダプタの実質的な後継機と見られています。

また、iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Maxといった最新モデルは、この充電器を使用することで20分で50%まで充電できるとされています。