Appleは、新型ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」に、音質とノイズキャンセリング性能を最適化するための新機能「Acoustic Seal Test」を導入することを明らかにした。この機能は、イヤーチップが耳に適切にフィットしているかを確認し、最高のサウンド体験を実現することを目指す。

これまでのAirPods Pro 1および2には「Ear Tip Fit Test」が搭載されていたが、AirPods Pro 3ではそのプロセスが更新された。Appleは、まずMサイズのイヤーチップから試すことを推奨している。良好な密閉が得られない場合はLサイズへ、もし大きすぎると感じる場合はSサイズへと変更するよう案内している。

AirPods Pro 3向けには、フォームを注入した新しいシリコン製イヤーチップが設計された。これはAirPods Pro 2のイヤーチップよりも柔らかく、しなやかになったとされている。イヤーチップはXXS、XS、S、M、Lの5サイズが用意され、特にXXSサイズは今回初めて導入される。

また、心拍数センシング機能を利用するには、イヤーチップが皮膚に密着している必要がある。Appleは、音響密閉に最適なイヤーチップサイズと、心拍数センサーの精度に最適なサイズは異なる場合がある点に注意を促している。正確な測定のためには、AirPods Pro 3を心拍数センサーが耳に当たるよう、顔に対して45度の角度で装着することが推奨される。もし心拍数の記録が不安定な場合は、別のイヤーチップサイズを試すことも提案されている。

「Acoustic Seal Test」は、iOS 26またはiPadOS 26を搭載したiPhoneまたはiPadにAirPods Pro 3を接続し、AirPods設定からオプションを選択することで実行できる。

AirPods Pro 3は今週金曜日に発売される予定だ。