macOSダウングレード方法:TahoeからSequoiaに戻す
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FromMacworld
macOS Tahoeに不満?旧バージョンへのダウングレード方法を徹底解説
2025年9月15日にリリースされた最新のmacOS Tahoeは、多くのユーザーに歓迎された一方で、中にはアップデートを後悔する声も上がっています。Liquid Glassの表示問題、頼りにしていたアプリの動作不具合、新機能への不満、あるいはMacがApple Intelligenceに非対応であることなど、理由は様々です。
メジャーアップデートだけでなく、macOS 15.7から15.6のようなポイントアップデートで不具合が生じた際にも、前のバージョンに戻したいと考えることがあるでしょう。幸いなことに、以前のmacOSバージョンへのダウングレードは可能ですが、単に古いOSを再インストールするほど単純ではなく、データ損失のリスクも伴います。
ここでは、最新のmacOS TahoeからSequoiaへ、あるいは既存のmacOS Tahoeから別のバージョンへ、さらにはSequoiaからSonomaへとMacをダウングレードする主要な手順と注意点をご紹介します。
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# ダウングレードの主要な方法
1. Time Machineバックアップを利用する(推奨)
最も簡単な方法は、macOSをアップデートする前に作成したTime Machineバックアップを利用することです。
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手順の概要:
1. Macを初期化します。
2. アップデート前のTime MachineバックアップからMacを復元します。
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注意点:
Time Machineは設定やアプリもバックアップするため、復元後に慣れた環境に戻しやすいのが利点です。ただし、ダウングレード後に作成した新しいファイルは復元されません
。これらのファイルはTime Machine以外の方法で別途バックアップしておく必要があります。*
具体的な手順:
1. Time MachineディスクをMacに接続します。
2. Macを再起動し、リカバリモードに入ります(M1以降のMacは電源ボタン長押し、Intel MacはCommand+R)。
3. 「Time Machineバックアップから復元」を選択し、指示に従って進みます。
4. バックアップドライブを選択し、アップデート前の最後のバックアップを選んで復元します。
2. Time Machineバックアップがない場合(クリーンインストール)
アップデート前のTime Machineバックアップがない場合、または現在のmacOSバージョンがバックアップされているTime Machineでは、ダウングレードできません。この場合、Macを初期化し、古いmacOSをクリーンインストールする必要があります。
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注意点:
Time Machineは現在のOSもバックアップしてしまうため、この方法では使えません。Carbon Copy Clonerなど、別のバックアップツールで重要なデータを保存してください。*
手順の概要:
1.
インストーラーの入手:
ダウングレードしたいmacOS(例: Sequoia, Sonomaなど)のインストーラーをMac App Storeからダウンロードします。ダウンロード後、すぐに開かず、アプリケーションフォルダに保存します。2.
起動可能なインストーラーの作成:
15GB以上のUSBメモリを準備し、ディスクユーティリティでフォーマットした後、ターミナルで`createinstallmedia`コマンドを使って起動可能なインストーラーを作成します。* 例 (Sequoiaの場合): `sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume`
3.
Macの初期化とインストール:
1. 起動可能なインストーラーをMacに接続します。
2. システム設定から起動ディスクを選択し、インストーラーで再起動します。
3. リカバリモードでWi-Fiに接続し、「macOSを再インストール」を選択します。
4. インストール先のドライブを消去し、古いmacOSをクリーンインストールします。
4.
Macの初期設定とデータ復元:
インストール完了後、Macを新規設定し、バックアップしておいたデータを手動で復元します。—
# ダウングレード時のトラブルシューティングと注意点
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古いMacの初期化:
Monterey以前のOSを実行している古いMacの場合、初期化手順が異なることがあります。詳細な初期化方法はAppleのサポート記事を参照してください。*
外部メディアからの起動:
T2チップ搭載Macでは、リカバリモードの「起動セキュリティユーティリティ」で「外部またはリムーバブルメディアからの起動を許可」を有効にする必要があります。*
旧macOSがインストールできない場合:
上記の手順で問題が発生する場合は、Macを完全に初期化してから再度インストールを試みてください。*
リカバリモードでの旧OS再インストール:
Macによっては、Shift+Option/Alt+Command+Rでインターネットリカバリモードに入り、出荷時のmacOSを再インストールできる場合がありますが、必ずしも機能するとは限りません。*
ファイル形式と互換性:
新しいOSで作成・編集したファイルは、古いOSでは開けない、または不具合が生じる可能性があります。ダウングレード前に、重要なドキュメントはRTFのような標準的なファイル形式でエクスポートしておくことをお勧めします。*
設定の記録:
クリーンインストール後は設定が失われるため、システム設定やアプリのカスタム設定はスクリーンショットを撮っておきましょう。ユーザーアカウント情報やアプリのライセンスコードも控えておく必要があります。*
クラウドストレージの同期:
Dropbox, OneDrive, Google Driveなどのクラウドサービスを利用している場合は、ダウングレード前にデータが完全に同期されているか確認してください。*
メールデータのバックアップ:
IMAPメールはサーバーにデータがあるため問題ありませんが、POP3アカウントを使用している場合は、手動でメールデータベースをバックアップする必要があります。macOSのダウングレードは、手間とリスクを伴う作業です。事前に十分な準備とバックアップを行い、慎重に進めることが何よりも重要です。

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