Appleは本日、Apple TV向けOSの最新バージョン「tvOS 26」をリリースしました。Liquid Glassデザインの採用により、Apple製品全体で統一感のあるインターフェースが実現。Apple TVアプリの機能強化に加え、Apple Music SingやFaceTimeといったエンターテイメント機能も大幅に拡充されています。

tvOS 26はApple TV 4KおよびApple TV HDに対応しており、ユーザーはApple TVの「設定」アプリから「システム」＞「ソフトウェア・アップデート」を通じてダウンロード可能です。自動アップデートを有効にしている場合は、順次適用されます。

 デザインの刷新と機能強化

今回のアップデートでは、他のApple製OSにも見られる「Liquid Glass」デザインが導入され、各プラットフォームで一貫性のある視覚体験を提供します。

Apple TVアプリも進化を遂げ、新しいポスターアートの採用や、より多くの映画や番組を一覧表示できるインターフェースへと刷新されました。また、Apple TVのスリープ解除時にプロフィール選択画面が表示されるようになり、家族など複数人で利用する際に、各ユーザーのパーソナライズされた設定やおすすめコンテンツに素早くアクセスできるようになりました。

 エンターテイメント体験の向上

エンターテイメント機能も大きく強化されています。Apple Music Singの利用時には、iPhoneをマイクとして活用できるようになったほか、歌詞の翻訳機能や発音表示機能にも対応し、より深く音楽を楽しめるようになりました。FaceTimeアプリでは、連絡先ごとにカスタム写真が設定可能となり、ライブキャプション機能は日本語を含むフランス語、ドイツ語、韓国語、中国語、スペイン語に対応し、アクセシビリティが向上しています。

このほか、インドで撮影された新しい空撮スクリーンセーバーが追加されたり、特定のカテゴリを選択してスクリーンセーバーをパーソナライズするオプションも登場。AirPlay対応スピーカーをApple TVの常設スピーカーとして設定できる機能も加わり、オーディオ環境の自由度が高まっています。

tvOS 26は、2015年発売の初代Apple TV HDから全てのApple TV 4Kモデルに対応していますが、Liquid Glassデザインの一部機能は第2世代以降のApple TV 4Kで利用可能です。