Apple、中国でのiPhone Air予約開始を延期か eSIM規制承認の遅れが原因と報道

Appleは、中国市場で予定していた新型スマートフォン「iPhone Air」の予約受付開始を急遽キャンセルしたことが明らかになりました。報道によると、eSIM機能に関する中国規制当局の承認遅れがその背景にあると見られています。

当初、中国では9月12日午後8時（現地時間）にiPhone Airの予約が開始される予定でしたが、Appleのウェブサイトでは現在、「リリース情報は後日更新」と表示されています。

iPhone Airは、物理的なSIMカードスロットを廃止し、eSIMのみに対応する初のグローバルモデルとして注目されていました。Appleはこのスペースをより大容量のバッテリーに充てる方針で、世界中のスタッフに対してeSIM利用に関するトレーニングを進めていたとされます。

これまでeSIM専用のiPhoneは米国市場向けのみでしたが、iPhone Airの発売でその方針を転換する予定でした。しかし、中国におけるeSIM規制の承認が遅れていることで、今回の予約開始延期につながったと報じられています。