「iPhone Air」ついに発表！ 薄型デザインとバッテリー寿命の懸念を払拭か

長らく噂されてきた「iPhone Air」が、ついに正式発表されました。その極薄ボディが注目される一方で、バッテリー持続力への懸念が囁かれていましたが、Appleは「終日バッテリーライフ」を実現したと強調。独自のチップ開発が、この両立を可能にしたと見られています。

約1年間の憶測を経て、待望の「iPhone Air」がベールを脱ぎました。発表前から、Appleがこれほど薄いiPhoneを開発するにあたり、バッテリー寿命を犠牲にするのではないかとの懸念が広まっていました。

しかし、Appleは発表イベントで「iPhone Air」が「終日バッテリーライフ」を持つと明言。カメラ部以下のスペースのほぼ全てをバッテリーに充てることで、この課題をクリアしたと説明しました。
Apple公式サイトで公開された詳細なバッテリーデータによると、「iPhone Air」はオンデバイスでのビデオ再生で27時間、ストリーミングビデオ再生で22時間の持続時間を記録。これは、より厚みのある旧モデル「iPhone 16e」や「16 Plus」と同等、さらには「iPhone 15 Plus」を上回る性能であり、事前の懸念は杞憂であったことが示唆されます。

わずか5.6mmという驚異的な薄さで、これだけのバッテリー性能を実現できた背景には、Appleが注力してきた自社チップ開発の成果があります。新開発のC1XモデムとN1ワイヤレス接続チップは、高い電力効率とシステムへの統合性を実現。これらの独自チップと、その他のシステム全体の最適化が相まって、薄型でありながら長時間のバッテリー持続を可能にしたと説明されています。

実機での詳細なバッテリーテストは今後実施される予定ですが、現時点でのバッテリー寿命に関する懸念は大幅に軽減されたと見られています。