AirPods Pro 3、2025年と2026年に2バージョン展開か – 高機能モデルに赤外線カメラ搭載の噂

Appleが次期ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」を、2025年から2026年にかけ、異なる2つのバージョンでリリースする可能性が浮上しました。著名なサプライチェーンアナリストや中国のリーカーが詳細を報告しています。

供給網アナリストのミンチー・クオ氏によると、Appleは今年のイベントで「AirPods Pro 3」を発表する計画で、早ければ今週の「Awe dropping」イベントで登場する可能性も指摘されています。
しかし、クオ氏は同時に、2026年には今年発表されるモデルの後継機が登場するとも述べており、これは通常3年サイクルで行われるAirPodsのメジャーアップデートとしては異例のペースとなります。現行のAirPods Pro 2は2022年9月に登場し、2023年9月にはUSB-C充電ケースへの変更など、小規模な更新が行われました。

2026年に登場するAirPods Proは「より重要な」ハードウェアアップグレードを特徴とする見込みで、クオ氏が以前から示唆していた「小型赤外線カメラ」の搭載がその一つとされています。赤外線カメラは、ハンドジェスチャー認識を可能にし、AppleのVision Proヘッドセットと連携することで、より強化された空間オーディオ体験を提供すると期待されています。

この情報を、中国のリーカー「Instant Digital」氏がさらに補強しています。同氏によると、2026年版のAirPods Proは、今年のAirPods Pro 3の単なる後継機ではなく、「ハイエンドバリアント」として位置づけられ、両モデルが並行して販売される可能性が高いとのことです。AppleはすでにAirPods 4で129ドルと179ドルの2つの価格帯を提供しており、この戦略は前例があります。

この高機能モデルの主要な差別化要素は、赤外線カメラによるジェスチャーコントロールになるとされています。Appleは、このハイエンドモデルから感圧センサーを廃止し、ジェスチャーコントロールに完全に移行する可能性も指摘されており、価格は現行のAirPods Pro（249ドル）を上回ると見込まれています。

現時点での兆候は、Appleが9月9日（火）の「iPhone 17」イベントでAirPods Pro 3を発表することを示唆しています。このモデルには、今年初めにPowerbeats Pro 2で初搭載された心拍数モニタリング機能に加え、より小型の充電ケース、音質とアクティブノイズキャンセリングの向上などが期待されています。