Appleの次期スマートウォッチ「Apple Watch Series 11」が、9月9日（火）に開催される「Awe Dropping」イベントで発表される見込みです。
デザイン面での大幅な変更は期待されていないものの、内部コンポーネントの刷新や新たな健康機能の追加が注目を集めています。

 通信機能と処理性能の向上

Series 11では、MediaTek製の5G RedCap対応モデムが搭載されると噂されています。
これは、ウェアラブルデバイス向けに設計された5Gサービスで、現行のSeries 10のLTEを上回る通信速度を実現すると見られます。

また、新しい「S11チップ」の採用も予定されていますが、プロセッサ性能はSeries 10と同等で、処理速度の劇的な向上は期待されていません。
しかし、チップの小型化により、他の内部コンポーネントのためのスペースが確保される可能性があります。

 待望の健康機能：高血圧モニタリング

Series 11の目玉となる可能性が高いのが、高血圧モニタリング機能の追加です。
ただし、一般的な血圧計のように具体的な収縮期・拡張期の測定値を提供するものではなく、
長期にわたる高血圧の兆候を監視し、その状態が検出された場合にユーザーにアラートを発する方式になるとされています。

高血圧は心臓病や脳卒中などのリスクを高めるため、この機能は早期発見の一助となることが期待されます。
アラートを受け取ったユーザーは、既存の心房細動機能と同様に、その情報を医療専門家と共有し、さらなる検査を受けることが推奨されるでしょう。

 その他のサプライズと発売情報

現時点ではSeries 11に関する機能の噂は少ないものの、Appleのイベントでは常にサプライズが用意されており、まだ公表されていない「隠れた機能」が発表される可能性もあります。

発表は9月9日（火）太平洋時間午前10時からの「Awe Dropping」イベントで行われる予定です。
予約注文は9月12日（金）、正式発売は9月19日（金）になると見られています。