アップル、待望の「AirTag 2」を来週発表か？ 長距離追跡など新機能に注目

アップルは、4年以上にわたる待望の新型アイテムトラッカー「AirTag 2」を、来週開催される年次iPhoneイベントで発表する可能性があると報じられている。

現行のAirTagは2021年4月に発表された。これはBluetoothを利用し、鍵やバッグなどの持ち物に取り付けて、iPhoneなどの「探す」アプリで位置を追跡できるアイテムトラッカーだ。TileやSamsungなど、同様の製品は他社からも販売されている。

AirTag 2には、数々の改善が期待されている。特に注目されるのは、第2世代の超広帯域（UWB）チップの搭載だ。これにより、現行モデルと比較して最大3倍の追跡範囲が実現すると見込まれる。

また、ストーカー行為防止策として、より不正改ざんに強い内蔵スピーカーが採用されるとの情報もある。バッテリー残量に関しては、これまでの「残量低下」に加え、「残量非常に低い」という新たな警告が追加されるようだ。さらに、詳細不明ながらVision Pro/空間コンピューティングとの連携機能も噂されている。

Bloombergのマーク・ガーマン氏の報告によれば、AirTag 2は「現行モデルと似た外観」になるとのこと。また、バッテリーは充電式ではなく、現行モデルと同様に交換可能なCR2032型ボタン電池が引き続き採用される見込みだ。

イベントでの正式発表が間近に迫っており、AirTag 2の詳細に注目が集まる。