レゴで蘇る伝説の「初代iMac G3」 ファン考案デザイン、製品化へ一歩

レゴのファン投稿サイト「LEGO Ideas」に、Appleの象徴的な1998年製iMac G3を忠実に再現したコンセプトモデルが登場し、製品化に向けて支持を集めています。

デザイナーのterauma氏が手掛けた約700ピースのこのモデルは、半透明の「ボンダイブルー」をまとった一体型コンピューター本体をはじめ、特徴的な「ホッケーパック」型マウス、専用キーボード、そして当時の美学を象徴する半透明ケーブルに至るまで、オリジナルに忠実に再現されています。

デザインにはクリアパーツが随所に用いられ、内部にはブラウン管や回路基板の表現まで盛り込まれるなど、細部にわたるこだわりが光ります。

5月17日の公開以来、既に約4,500票を獲得しており、10,000票が集まればレゴ社が公式製品化を検討する審査の対象となります。ただし、Appleからの承認や、既存製品との競合、ブランド適合性、市場需要、ライセンス取得の可能性など、レゴ社が定める複数の審査基準をクリアする必要があるため、製品化の行方は不透明です。

レゴアイデアでは過去にもApple Storeのデザインが審査段階まで進んだことがあり、今回のiMac G3モデルにも製品化への期待が高まっています。