iOS 26のリリースに伴い、AppleのPodcastsアプリにもいくつかのデザイン変更と機能強化が加えられました。大幅な刷新ではないものの、ユーザーエクスペリエンスを向上させる注目すべき点がいくつか見られます。

 新デザイン言語「Liquid Glass」を導入

Podcastsアプリは、iOS 26で導入された新しいデザイン言語「Liquid Glass」を採用。UI要素がガラスのように半透明になり、背景アートが美しく透けて見えるようになりました。ボタンはより丸みを帯びたデザインとなり、画面下部のナビゲーションバーは全幅を占めなくなっています。

また、「Browse」タブが「New」タブに変更され、検索バーは「Search」タブの画面下部に移動。Podcastsアプリのアイコンも、何層ものガラスが積み重なったような「Liquid Glass」デザインに更新されました。

 再生速度コントロールが大幅に進化

ポッドキャストの再生速度調整機能も大きく改善されました。これまでのiOS 18では1.25x、1.5x、1.75x、2xの4つの固定オプションのみでしたが、iOS 26では0.5xから3xの範囲で調整可能に。

「1x」ボタンをタップしてプリセットを選択できるほか、オプション上で指をドラッグすると表示されるダイヤルを使い、0.1x単位でより細かく調整できるようになりました。

 「Enhance Dialogue」で音声をクリアに

新しい機能として「Enhance Dialogue（音声を強調）」が追加されました。これは、背景ノイズの中から話者の音声を分離し、よりクリアに聞き取れるようにするものです。

再生中にフルスクリーンコントロールを開き、「1x」ボタンから「Enhance Dialogue」オプションを選択することで、この機能を有効にできます。

 番組ごとの設定記憶で利便性向上

「Enhance Dialogue」と再生速度の設定は、それぞれのポッドキャスト番組ごとに記憶されるようになりました。一度設定すれば、その番組を聞くたびに再設定する必要がなく、他の番組の設定に影響を与えることもありません。これにより、ユーザーはよりシームレスでパーソナライズされたリスニング体験を楽しめます。