Apple Music、他サービスからのライブラリ転送機能を世界展開

Appleは、Spotifyをはじめとする他社音楽ストリーミングサービスからApple Musicへの音楽ライブラリやプレイリストの転送機能を、オーストラリアとニュージーランドに続き世界中で利用可能にしたことを発表しました。この機能は、これまでサービス移行時の障壁となっていたコンテンツの再構築の手間を大幅に軽減します。

新たな転送サービスは、Appleの公式サポート文書によると、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、ニュージーランド、イギリス、アメリカで利用できます。SongShiftが提供するこの機能は、Apple Musicアプリまたはウェブ上で利用でき、Spotifyなどで保存した楽曲や作成したプレイリストをApple Musicライブラリに追加することが可能です。

 対応サービスと利用方法

転送ツールはSpotifyに加え、Amazon Music、Deezer、Tidal、YouTube Musicにも対応しています。保存済みの楽曲、アルバム、プレイリストを転送できますが、Appleは「転送される内容はサービスによって異なる」と注意を促しています。

利用方法は以下の通りです。
1. Apple Musicアプリまたはウェブサイト（music.apple.com）にApple IDでサインインします。
2. 「設定」へ進み、「音楽を転送」オプションを選択します。
3. 転送元のサービスを選んで手続きを開始します。

 転送に関する注意点

転送完了後、「一部の音楽は確認が必要です」というメッセージが表示される場合があります。ポッドキャスト、特定の独占トラック、Spotifyがキュレーションしたプレイリストなどは転送できない可能性があるため、確認が必要です。

この新機能により、Spotifyなどの既存ユーザーは、これまで以上に手軽にApple Musicへ移行し、すぐに慣れ親しんだ音楽環境を楽しむことができるようになります。