macOS Sonoma、後継OS「Sequoia」登場後もセキュリティ更新を継続

2023年9月にリリースされたmacOS 14 Sonoma（カリフォルニアのワイン産地名に由来）は、ウィジェットの刷新、新しいゲームモード、ウェブページをウェブアプリ化する機能、ビデオ会議アプリの強化など、Macに多くの新機能をもたらしました。

しかし、2024年9月16日にはその後継となるmacOS Sequoiaが登場し、Sonomaの機能開発は終了しました。今後、Sonoma向けのアップデートは必要に応じたセキュリティ修正が中心となりますが、Appleは2026年後半までサポートを継続する方針です。最新版のmacOS Sequoiaへアップグレードできないユーザーにとっては、Sonomaのセキュリティアップデートをインストールすることが強く推奨されます。

 最新のセキュリティ更新と主な修正

Sonomaの最新バージョンであるmacOS Sonoma 14.7.8は、2025年8月20日にリリースされ、セキュリティ修正が含まれています。

これまでの主なアップデートには、以下のような内容がありました。

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 macOS Sonoma 14.7

（2024年9月16日リリース）：セキュリティパッチとバグ修正。
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 macOS Sonoma 14.6

（2024年7月29日リリース）：M3チップ搭載MacBook Proでのデュアル外部ディスプレイ接続に対応したほか、セキュリティパッチとバグ修正が含まれました。
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 macOS Sonoma 14.5

（2024年5月13日リリース）：Apple News+サブスクリプション向けに新しいワードゲーム「Quartiles」が追加されました。
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 macOS Sonoma 14.4

（2024年3月7日リリース）：新しい絵文字、Podcastアプリの更新、Safariの「お気に入りバー」にアイコンのみのオプションが追加されました。また、iMessageには新しい量子暗号プロトコルが導入されました。このバージョンでは一部ユーザーからJava、USBハブ、iCloud Driveに関する不具合が報告されました。
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 macOS Sonoma 14.3

（2024年1月22日リリース）：Apple Musicの共同プレイリスト機能が追加され、同時にゼロデイ脆弱性に対する重要なパッチも適用されました。
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 macOS Sonoma 14.2

（2023年12月11日リリース）：iMessageの連絡先キー検証や、PDFの拡張オートフィル機能が導入されました。
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 macOS Sonoma 14.1.2

（2023年11月30日リリース）：すでに悪用が確認されていた2つのWebKitゼロデイ脆弱性に対応する修正が含まれました。

 Sonomaの主要機能

リリース当初から、macOS Sonomaは以下のような注目すべき新機能を提供しました。

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 デスクトップウィジェット

: iPhoneから継続性機能でウィジェットを追加したり、デスクトップ上のどこにでも配置したりできるようになりました。
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 ゲームモード

: ゲームプレイ時にCPUとGPUに最高の優先順位を与え、レイテンシーを低減することで、Macでのゲーム体験を向上させます。
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 ビデオ会議の強化

: プレゼンテーション時に発表者の顔を画面共有コンテンツに重ねて表示する「Presenter Overlay」や、リアクションアニメーション機能が追加されました。
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 Safariプロファイル

: 仕事とプライベートなど、用途に応じてSafariのブラウジングプロファイルを使い分けられるようになりました。
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 ウェブアプリ

: よく使うウェブサイトをDockに追加し、Safariとは独立したアプリのような感覚で利用できる機能です。
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 PDFとメモの連携

: PDFのフォーム入力がより簡単になり、メモアプリでのPDF表示や関連メモへのリンク機能が強化されました。
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 セキュリティ強化

: Lockdown Modeの改善や、ウェブサイトでの2FA自動入力とコード削除、家族間でのパスワード共有機能などが盛り込まれました。

 対応機種

macOS Sonomaは、以下の年式以降のMacモデルで動作します。

* iMac：2019年以降
* Mac Pro：2019年以降
* iMac Pro：2017年
* Mac Studio：2022年以降
* MacBook Air：2018年以降
* Mac mini：2018年以降
* MacBook Pro：2018年以降

ただし、一部の新機能はApple Siliconチップ搭載Macに限定され、IntelベースのMacでは利用できない場合があります。