Googleは、新型スマートフォンPixel 10の発表と合わせ、最新のワイヤレスイヤホンPixel Buds 2a、そして大幅に刷新されたスマートウォッチPixel Watch 4を披露しました。

中でも、Pixel Watch 4はこれまでのPixel Watchシリーズで最大のアップデートとされており、注目を集めています。再設計された本体は、ドーム型の360度ディスプレイを搭載し、アクティブ表示領域が10%拡大、ベゼルは16%縮小。日光下での視認性も50%向上しました。最大の目玉は、スマートウォッチとしてはAppleに先駆けて衛星通信機能に対応した点です。これにより、Wi-Fiや携帯電話の圏外でも緊急時に助けを求めることが可能になります。

バッテリー駆動時間は、41mmモデルで最大30時間、45mmモデルで最大40時間に達し、Snapdragon W5チップと機械学習対応のコプロセッサが搭載されています。ディスプレイとバッテリーの交換が可能になり、修理のしやすさも大幅に向上しました。健康管理機能も強化され、より正確な睡眠トラッキングや皮膚温度センサー、デュアル周波数GPSによる高精度なルート追跡に対応。Gemini AIを搭載したパーソナルAIヘルスコーチも導入され、運動や睡眠に関するプロアクティブなアドバイスやオンデマンドのガイダンスを提供します。Pixel Watch 4の価格は349ドルからとなっています。

一方、新登場のワイヤレスイヤホンPixel Buds 2aは、129ドルという価格設定ながら、プレミアムな機能を備えています。GoogleのAシリーズとしては初めてアクティブノイズキャンセリング（ANC）に対応し、カスタム設計のスピーカーと高周波チャンバーにより音質も向上しました。バッテリー持続時間も延長され、Pixelスマートフォンとのペアリング時にはGemini AIの利用も可能です。軽量で快適な装着感を追求したインイヤー型デザインを採用し、IP54の防水・防汗性能も備えています。

昨年発売された上位モデル、229ドルのPixel Buds Pro 2にも新機能が追加されました。周囲の騒音レベルに合わせて音量を自動調整するアダプティブオーディオや、突然の大きな音から聴覚を保護するラウドノイズプロテクションなど、AirPodsから着想を得た機能が導入されています。

これらの新製品、Pixel Buds 2aとPixel Watch 4は、Googleのウェブサイトで現在予約注文を受け付けています。