Apple Watch向け「watchOS 26」パブリックベータ4が公開、血中酸素ウェルネス機能が再導入

Appleは本日、Apple Watchの次期OS「watchOS 26」のパブリックベータ版第4弾を公開しました。今回のアップデートの主な注目点は、法的問題により機能が停止されていた米国の一部の最新モデルで、血中酸素ウェルネス機能が再導入されたことです。

この機能は、Apple Watch Series 9、Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2といった米国モデルで、デザインを一新した上で利用可能になります。これらのモデルでは、2024年1月以降、特定の法的問題により血中酸素ウェルネス機能が無効化されていましたが、Appleが機能の動作方法を調整することで、再び利用可能になりました。ただし、計測と結果の表示は、iPhoneの「ヘルスケア」アプリ内で行う必要があります。2024年1月以前に販売されたモデルや、米国以外で販売されたApple Watchでは、これまで通り機能が利用できます。

watchOS 26は、血中酸素ウェルネス機能の再導入に加え、様々な新機能と改善をもたらします。主な追加機能には、ワークアウト中にユーザーを励ますApple Intelligenceの一部である「Workout Buddy」機能、再設計されたワークアウトアプリのインターフェース、より実用的な提案を表示するスマートスタックの強化などが挙げられます。

また、メッセージアプリにはライブ翻訳や賢いスマート返信が加わり、電話アプリでは通話スクリーニングや保留アシストといった機能がApple Watch上で利用可能になります。さらに、メモアプリがApple Watchに搭載され、手首から直接メモを作成したり、既存のメモを確認したりできるようになりました。

「watchOS 26」の正式版は、今秋に一般公開される予定です。