Roblox、子供向け収益モデルで論争もパンデミックで急成長したゲームプラットフォーム

2006年に誕生したオンラインゲームプラットフォーム「Roblox（ロブロックス）」は、当初は無名だったものの、瞬く間にゲーム業界の巨大企業へと成長を遂げ、2021年には数十億ドル規模の新規株式公開（IPO）を達成しました。一方で、その収益化モデルが子供たちに依存していることについては、議論が巻き起こっています。

Robloxは、スマートフォン、ゲーム機、PCなど多様なデバイスで利用できるビデオゲームであり、同時にユーザーが独自のコンテンツを制作・共有できるプラットフォームでもあります。プレイヤーは開発者によって作られた数々の「エクスペリエンス（ゲーム）」の中から好きなものを選び、アプリ内課金を通じてゲーム内アイテムや特典を購入することが可能です。

その親しみやすいデザインと、プレイヤーに与えられる高い自由度から、Robloxは特に子供たちの間で絶大な人気を博しています。パンデミックの発生は、その成長をさらに加速させました。大人たちが開発を通じて新たな収入源を模索する一方で、自宅にいる時間が長くなった子供たちはRobloxで遊ぶ時間が増加。これらの要因が相まって、Robloxは現在の巨大な存在へと発展しました。