Apple、大型iMac復活は？ 32インチモデルの噂と現状

Appleが27インチiMacの販売を終了してから3年以上が経過し、Intelプロセッサからの移行を完了した現在、同社のオールインワンデスクトップは24インチiMacのみとなっています。より大型のiMacの登場を望む声も聞かれる中、その復活の可能性について様々な憶測が飛び交っています。

Appleは2023年11月、Appleシリコン搭載の27インチiMacを「現時点では」発売する計画がないことを明らかにしました。その代わり、同社はMac StudioやMac miniと組み合わせて使用するスタンドアロンのStudio Displayの利用を推奨しています。

しかし、かつての噂が正確であれば、さらに大型のiMacが登場する可能性はゼロではありません。2023年後半には、ブルームバーグのマーク・ガーマン氏とAppleサプライチェーンアナリストのミンチー・クオ氏の両名が、Appleが32インチiMacを開発中であると報じました。

クオ氏は、この大型iMacが2025年に発売され、現行のLCDモデルと比較して輝度とコントラスト比が向上するミニLEDバックライトディスプレイを搭載すると具体的に予測していました。

残念ながら、これ以降、Appleが大型iMacをリリースする可能性に関する新たな情報は、ここ数ヶ月間途絶えています。ガーマン氏は今年2月、簡潔に「Appleはいずれ、より大きな画面のiMacを提供するだろう」と述べていますが、それ以降、この件に関する言及は見られていません。

現在のところ、大型iMacに関する最新情報はおおむね「情報がない」という状況です。しかし、Appleは来年初めまでに24インチiMacをM5チップに更新すると予想されており、もし32インチiMacが本当に登場するのであれば、このタイミングが新たな発表の機会となるかもしれません。

それまでの間、Appleは2022年発売の27インチStudio Displayと、2019年発売の32インチPro Display XDRという、2種類のスタンドアロンモニターの販売を継続しています。