Appleが、AmazonのRingのような家庭用セキュリティカメラの開発を進めていると報じられています。このデバイスは、同社のHomeアプリと密接に連携し、スマートホーム体験をさらに拡張する見込みです。

発売時期は不透明ですが、2026年に登場が予測されるスマートホームハブと同時期、あるいはその後に発表される可能性が指摘されています。

このカメラは、数ヶ月から最長で1年間持続するバッテリーを内蔵するとされています。セキュリティ用途に加え、人物の検出や動きの感知により、Homeアプリのオートメーション機能にも活用されます。顔認識機能と赤外線センサーを備え、室内にいる人物を識別します。これにより、特定の人物が部屋を出ると照明を自動で消したり、家族の好みに合わせた音楽を自動再生したりといった、より高度なスマートホーム体験が実現すると期待されます。

Appleは、顔認識でドアのロックを解除できるドアベルなど、複数の種類のカメラやホームセキュリティ製品の開発にも取り組んでいる模様です。これは、スマートホーム製品市場での存在感を確立し、AmazonのRingブランドやGoogleのNestブランドといった競合との競争に挑むAppleの姿勢を示すものです。

なお、Appleのスマートホームプラットフォーム「HomeKit」は既にサードパーティ製カメラに対応しており、iCloud経由で安全なクラウドストレージも提供しています。