米アップルは、デトロイト郊外のクリントン・タウンシップにある直営店「Apple Partridge Creek」を本日（米国東部時間）午後7時に閉鎖すると発表しました。

同社は閉鎖の具体的な理由を明らかにしていませんが、地元報道によると、店舗が入居するショッピングモール「The Mall at Partridge Creek」が昨年、管財人管理下で売却され、テナント確保に苦慮していたとのことです。

アップルは、この閉鎖で影響を受ける全従業員に対し、引き続き同社で勤務する機会を提供すると表明しています。同社は今年後半、デトロイトのダウンタウンに新たな直営店をオープンする計画を既に発表しており、これによりミシガン州内の店舗総数に長期的な変更はない見込みです。デトロイト北部郊外の顧客は、既存の「Apple Somerset」店やオンラインストアを引き続き利用できます。

アップルは声明で、「顧客に卓越した体験を提供することに注力しており、デトロイトのダウンタウン新店舗オープンに向け、Partridge Creek店のリース契約を更新しない」と説明しました。約20年にわたりPartridge Creekコミュニティにサービスを提供できたことに感謝を述べるとともに、近隣のApple Somerset店やオンラインでの利用を呼びかけています。

Apple Partridge Creekは2007年にオープンしました。アップルは今年に入り、シカゴ郊外の店舗のほか、先週には英国や中国の店舗も閉鎖しています。