台湾のサプライチェーン情報誌DigiTimesは、アップルが2026年に発売するApple Watchの新モデルの少なくとも一つが「大幅な再設計」を特徴とすると報じました。

DigiTimesがサプライチェーン関係者の話として伝えたところによると、2026年のハイエンドApple Watchモデルは外観デザインの変更を予定しており、特に時計の裏面にあるガラスカバーを通して見える、リング状に配置された8つのセンサーが搭載される可能性があるとのことです。これは、以前流出したApple Watch Series 10とされるプロトタイプ画像に写っていた、8本の白い線が入ったリングと類似しており、次期モデルでの採用が示唆されています。

センサーの増加は、Apple Watchが健康機能の拡充を続けている現状と一致します。例えば、アップルは高血圧の兆候を検知し警告する機能をテストしていると報じられていますが、この機能は現在も開発上の課題に直面しているとされます。

過去には、Bloombergのマーク・ガーマン記者が、より薄いケースや磁気バンドシステムを備えたApple Watchの再設計の可能性を報じていました。薄型化は実現したものの、磁気バンドシステムはまだ登場していません。

また、DigiTimesのレポートでは、Apple Watch Series 11がアップル・インテリジェンスに対応し、よりスマートな健康管理機能が実現するとも述べられています。しかし、Apple Watchの性能やRAMの制約から、この主張には懐疑的な見方もあります。ただし、watchOS 26では、連携するiPhoneを介してアップル・インテリジェンスを活用する新機能が追加される可能性はあります。

DigiTimesは過去に情報の的中率にばらつきがあることで知られており、近年はApple関連の噂を集約する傾向にありますが、時折独自のレポートも発行しています。そのため、今回の情報も、ある程度の懐疑心を持って受け止めるべきでしょう。2026年のApple Watchラインナップはまだ1年以上先であり、今後のさらなる情報が待たれます。