Apple Watch SEの次期モデル、2022年以来の大型アップデートに注目

Appleは今秋、Apple Watch Series 11やApple Watch Ultra 3と並んで、Apple Watch SEの次世代モデルを投入する見込みです。2022年以来の更新となり、待望のアップデートとして注目が集まっています。

 ディスプレイ大型化とデザイン刷新の可能性

ディスプレイアナリストの予測によると、次期Apple Watch SE（SE 3）は1.6インチと1.8インチという新たなディスプレイサイズで登場する可能性があります。現行のApple Watch SE 2はApple Watch Series 6のデザインを踏襲した40mmと44mmのケースサイズですが、SE 3ではSeries 7以降で採用された41mmと45mmのケースサイズに対応し、より薄型でベゼルがスリムになったデザインとなる可能性が指摘されています。
一方で、上位モデルに搭載されている常時表示ディスプレイ機能については、現時点では搭載の噂はありません。

 S11チップ搭載で大幅な性能向上へ

次世代Apple Watch SEには、Apple Watch Series 11やApple Watch Ultra 3と同じ「S11チップ」が搭載される見通しです。これはAppleが誤って漏洩した情報に基づくものとされています。
現行のApple Watch SE 2が搭載するS8チップと比較して、S11チップは処理速度や応答性の大幅な改善をもたらすと期待されています。これにより、Siriのオンデバイス処理、ダブルタップジェスチャへの対応、ストレージ容量の増加といった新機能が利用可能になる可能性があります。

 健康機能の強化と筐体素材の行方

Apple Watch SEは、フラッグシップモデルと比べて健康機能が限定的ですが、いくつかの強化も予想されます。心拍数、睡眠、呼吸数のトラッキングは引き続き対応し、特にSeries 9/10/Ultra 2に限定されている睡眠時無呼吸症候群検出機能が、ハードウェア要件を満たすことからSE 3にも搭載される可能性が浮上しています。また、心拍センサーも現行の第2世代から、Series 7で導入された第3世代へのアップグレードが期待されます。ECGアプリや血中酸素濃度測定機能は、今回も非搭載となる可能性が高いと見られています。その他、バッテリー寿命の向上、高速充電、防水性能の強化なども考えられます。

筐体については、一時期カラフルなプラスチック製ケースが採用されるとの噂もありましたが、最新の情報ではこの計画は中止された可能性が高いと報じられています。デザイン面やコスト面での課題から、現行モデルと同様にアルミニウム筐体が継続される見込みです。

 価格据え置きで9月発表か

Apple Watch SEは手頃な価格帯が魅力であり、現時点では値上げの噂はありません。現行モデルの価格は、40mmが249ドル、44mmが279ドルからとなっています。Appleは子供向けのマーケティングも重視しており、価格を据え置くことでこの戦略を継続する方針とみられます。
新型Apple Watch SE 3は、9月に開催されるとみられるiPhoneイベントで発表されると予想されています。具体的な日程としては、9月9日にイベント開催、9月12日に予約開始、9月19日に発売といったスケジュールが噂されています。