Appleが誤って公開した内部コードから、次期iPadおよびiPad miniに搭載されるチップに関する情報が浮上しました。これは、最近報じられたMacBook ProやMac Proのリークに続く、サプライズな情報となっています。

まず、iPad miniはA19 Proチップにアップグレードされるとみられています。A19 Proは、来月発表が期待されるiPhone 17 Proモデルに搭載されると報じられている最先端のチップです。Appleは近年、チップの標準版とPro版を展開しており、Pro版はGPUコアが増強され、グラフィック性能が向上しているのが特徴で、iPadでの使用に適しています。現行のiPad miniはA17 Proチップを搭載しています。

次に、標準モデルのiPadについては、A18チップへのアップグレードが示唆されています。Appleで最も手頃なタブレットである標準iPad（価格は349ドルから）の現行モデルはA16チップを搭載しており、エントリーレベルのユーザーには十分な性能ですが、Apple Intelligence機能には対応していません。iPhone 16にも採用されるとされるA18チップへのアップグレードにより、Apple Intelligenceのサポートが実現すると期待されます。

これら新しいiPadとiPad miniの発売時期は現時点では不明です。現行のA16搭載iPadは今年3月に、A17 Pro搭載iPad miniは昨年10月に発売されたばかりです。年内あるいは来年に小規模な更新として登場する可能性も考えられます。特にiPad miniのリリースサイクルはこれまで不規則で、直近のアップデートまでは3年もの期間が空いていました。しかし、今回の報道は、AppleがiPad miniの早期アップデートを検討している可能性を示唆しています。