Appleが新しい低価格iPadの開発を進めており、最新のA18チップを搭載する見込みであることが、同社が誤って公開したコード情報から判明した。これにより、手頃な価格帯のモデルにも最新の高性能チップが搭載される見通しだ。

この情報は、米ブルームバーグが以前報じた、2026年春に第12世代のエントリーレベルiPadを投入する計画と合致する。次期モデルは現行のデザインを維持しつつ、プロセッサが高速化される見通しだ。

現在、11インチのiPadはA16チップを搭載し、349ドルから販売されている。一方、A18チップはiPhone 16e、iPhone 16、iPhone 16 Plusに採用されており、iPhone 14 Proで初登場したA16チップと比較して大幅な性能向上が期待される。特に、AI処理に最適化された16コアのNeural Engineを搭載しており、この廉価版モデルでもApple Intelligence機能の利用が可能になる可能性が高い。

Appleは2024年3月に現行のエントリーレベルiPadをリリースしており、通常、廉価版タブレットは毎年上半期に更新される傾向がある。ただし、正確なリリース時期はこれまでも変動があった。