Apple、iOS 26.4の内部テストを開始か 新機能として新絵文字とSiriの強化に期待

Appleが次期モバイルOS「iOS 26.4」の内部テストをすでに開始したと報じられています。MacRumorsのログから明らかになったもので、同バージョンは来年3月か4月にリリースされる見込みです。Appleは毎年、「秋」と「春」の2つの主要なiOSバージョンを開発しており、現在、iOS 26.0と26.4の開発が並行して進められています。

現時点で判明しているiOS 26.4の新機能は主に二つです。一つ目は、新しい絵文字の追加です。ユニコードコンソーシアムが先日プレビューしたUnicode 17.0に含まれる絵文字が導入されると予想されます。Appleはこれらの絵文字を自社のスタイルでデザインするのに数ヶ月を要するため、iOS 26.4での提供開始が有力視されています。追加されると見られる絵文字には、「トロンボーン」「宝箱」「歪んだ顔（Distorted Face）」「毛深い生き物（ビッグフットなど）」「戦いの煙」「りんごの芯」「シャチ」「バレエダンサー」「地滑り」などが含まれます。特に「歪んだ顔」は、Discordサーバーなどで人気のある絵文字で、「Flushed Face（赤面した顔）」の歪んだバージョンとして知られています。Appleはこれまでも、iOS 18.4、17.4、16.4、15.4などで新絵文字を追加しており、このタイミングでの追加は予測通りと言えます。

二つ目の新機能は、よりパーソナル化されたSiriの登場です。ティム・クックCEOは先日、よりパーソナルなSiriの開発が「順調に進んでいる」と述べ、来年のローンチを目指していることを改めて表明しました。Bloombergのマーク・ガーマン記者は、この新しいSiriが2026年春に米国でローンチされると予想しており、iOS 26.4の一部として提供される可能性が高いと見られています。このパーソナル化されたSiriの機能は、2024年のWWDC基調講演で初めて発表されましたが、今年3月には延期が発表されていました。新機能には、ユーザーの個人的な文脈をより深く理解する能力、画面上の情報を認識する機能、そしてアプリごとの詳細な制御機能などが含まれる予定です。例えば、MailやMessagesアプリの情報に基づいて、Siriに母親のフライトやランチの予約状況を尋ねるといった利用例がAppleから示されています。