Netflixは、Apple TV向けアプリのユーザーインターフェース（UI）刷新を完了しました。バージョン3.0の提供開始により、今年初めから他のテレビプラットフォームで段階的に進められてきたUI変更がApple TVにも導入され、数か月にわたる展開が終結しました。

新しいデザインは、これまでのバージョンから大きく様変わりしています。
最も顕著な変更点として、これまで左側に表示されていたサイドバーナビゲーションが廃止され、画面上部に検索、ホーム、番組、映画、ゲーム、マイNetflixなどの項目がまとめられたトップメニューバーが配置されました。

ホーム画面は、コンテンツを最前面に押し出した合理化されたモダンなデザインに刷新されています。
また、「マイリスト」と「マイNetflix」のセクションが統合され、パーソナルコンテンツへのアクセスがより効率的になりました。
注目のプログラムは、他の要素から独立した大きなカード形式で表示され、視認性が向上。各セクションのメインカードには、リリース日や作品説明などの詳細情報が明確に表示されます。

コンテンツをスクロールする際も変更点があります。
従来の静的なタイル表示から、リモコンのカーソルが当たるとタイルが拡張し、トレーラーや説明などの情報がより中心的に表示されるようになりました。

今回のUI刷新は、パーソナライズされたレコメンデーション機能の強化が大きな柱となっています。
過去の視聴履歴に基づき、ユーザーの「気分やその時の興味」に合わせた、より関連性の高いコンテンツが推奨されるようになりました。
さらに、「最近の追加」や「映画で3位」といったコンテキストラベルが追加され、コンテンツが推奨される理由がより分かりやすく示されます。

Apple TV版Netflixアプリのバージョン3.0を利用するには、tvOS 17以降が必要です。
一部のユーザーは、App Storeから手動でアプリをアップデートする必要がある場合があります。