オーストラリアで、アップルのApp StoreとグーグルのPlay Storeが「競争的でない」と判断される判決が下り、Epic Gamesがこれを「勝利」と宣言しました。これにより、人気ゲーム「フォートナイト」の同国iOS版への復帰が発表されました。

オーストラリア連邦裁判所は、アップルとグーグルの両社がアプリ配信およびアプリ内決済における市場支配力を乱用し、競争を制限したと認定しました。この訴訟はEpic Gamesが2020年に提訴したもので、米国の類似訴訟が結審するまで一時中断されていましたが、2024年に再開され、今回初期判決に至ったものです。

ジョナサン・ビーチ判事は、両社が意図的に法律を破ったとまでは認定しなかったものの、「実質的に競争を阻害する目的があった、あるいはその効果があった行為に従事した」と指摘しました。判決は2000ページ超に及びますが、現時点では概要が公開されています。