アップル、映画館チェーンを商標侵害で提訴

 「Apple Cinemas」側は反論、名称の正当性を主張

テクノロジー大手Appleが、急成長中の映画館チェーン「Apple Cinemas」に対し、商標侵害を理由に提訴したことが明らかになりました。訴訟は8月2日に提起されており、これに対しApple Cinemas側は公式な反論声明を発表しています。

Apple Cinemasは声明の中で、自社の名称は商標法に準拠していると主張。過去の命名経緯を根拠にその正当性を訴え、今後も「Apple Cinemas」としてのブランド名と事業を継続する権利を守り抜く姿勢を示しました。

Appleはこれまでにも、その強力なブランド名を保護するため、数多くの商標関連訴訟を経験してきました。過去には「Apple Music」の名称を巡る訴訟で敗訴したほか、ビートルズが設立した「アップル・コア」とは30年にもわたる法廷闘争の末に和解に至るなど、商標権保護には特に力を入れています。

今回の提訴に対し、Apple Cinemasがどのように対抗していくのか、今後の展開が注目されます。