さらばAOLダイヤルアップ!世界を変えた陰にAppleあり
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FromMacworld
AOL、ダイヤルアップサービスを9月末に終了へ – Appleとの知られざる歴史に幕
かつてインターネット接続の主要な手段として多くの人々に利用された「AOL(アメリカ・オンライン)」のダイヤルアップサービスが、2024年9月30日をもって提供を終了することが明らかになりました。これは、デジタル時代の幕開けを象徴するサービスの一つが、その歴史に静かに幕を下ろすことを意味します。
AOLは現在、Yahooの一部であり、Apollo Global Managementの傘下にあります。同社のサポートドキュメントによると、ダイヤルアップ接続サービスは、その需要の減少から維持コストに見合わないと判断され、終了が決定されたとのことです。
# AOLとApple、意外なルーツ
AOLの歴史は様々な角度から語られますが、そのルーツがAppleにあることはあまり知られていません。物語は1985年、Appleが従業員や小売店向けに提供していたBBS(電子掲示板サービス)「AppleLink」に遡ります。
1988年、AppleはQuantum Computing Servicesと提携し、一般消費者向けの「AppleLink Personal Edition」を開始しました。しかし、高額な料金設定(ピーク時は1時間15ドル)や両社の意見の相違により、このサービスは短命に終わります。
1980年代後半に提携を解消したQuantumは、AppleLinkの権利を保持し、これを「America Online」、現在のAOLと改称しました。当初はApple IIやMacintosh専用のサービスでしたが、1991年にMS-DOS版のクライアントが登場したことをきっかけに、AOLは急速に普及し、一時代を築くことになります。ちなみに、宇宙から地球へ送られた最初のメッセージの一つは、Apple Macintosh PortableからAppleLinkネットワーク経由で送信されました。
# 0.2%の利用率 – 時代の終焉
ダイヤルアップ接続の終了は、需要の激減が主な理由です。米国の国勢調査局が2023年に実施した調査によると、ダイヤルアップインターネット接続を利用している米国の世帯はわずか163,401世帯で、これは全世帯の約0.2%に過ぎません。この数字は年々減少しており、サービスの維持が困難になったと見られます。
なお、AOLメールなどの他のサービスは引き続き提供されます。
AOLのダイヤルアップサービス終了は、Appleにそのルーツを持つサービスが、技術の進歩と共に役割を終える象徴的な出来事と言えるでしょう。Apple IIeやTouch Barのように、かつて一時代を築きながらも、技術革新の波の中で歴史の一部となる製品群に、また一つ加わることになります。

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